西神戸医療センターで出会った薬剤師さん、素敵でした。

数年前の夏に、西神戸医療センターで癌の大手術後、化学療法を通院でしている最中に、腸閉塞になってしまいました。手術後には腸閉塞になりやすいのです。

酷暑の中、何を飲んでも食べても吐いてしまい、すっかり弱ってしまった私は、立って歩くことも出来ないほどふらふらになり、ついには救急車で病院に搬送されました。

救急外来に着くと、鼻から胃に届く管を入れられ、胃の内容物を体外に出す処置をされた後で、車椅子で病室へと運ばれました。管が入れられているので、飲食は禁止です。

水分栄養点滴をしていたので、飲食出来なくても心配は要らなかったのですが、水が飲みたくてたまりませんでした。それに管を入れられているので、鼻と喉の違和感が辛く、ベッドに横になっていても落ち着きません。翌日レントゲンを撮って腸の状態が改善していれば管が抜かれると医師に言われました。

喉も口の中もカラカラに乾くので、時々、口内を湿らせるために、口に水を入れてゆすぎ吐き出すということを繰り返しました。その度に、水を吐き出さずに、どんなにゴクンと飲みたかったことか。

まだ癌の辛い化学療法は続くのに、腸閉塞にまでなってしまったことで、気分も滅入って来ました。

そんなとき、一人の薬剤師さんが私のベッドサイドに来ました。彼女はにこにことしながら、「気分転換に足のマッサージをしませんか?」と言うのです。お願いすることにしました。

彼女は、熱いおしぼりタオルを持って来て、まず私の両足を丁寧に拭いてくれました。「マッサージをお受けになったこと、ありますか?」と話しかけながら、両足のつま先、土踏まず、そしてかかとまで、丁寧にもんでくれました。

私は話すことも出来ないほど弱りきっていましたが、彼女が、素敵な笑顔で優しい言葉をかけてくれること、冷房で冷えた足を温かいタオルで拭いてくれること、人の手が自分の体に(しかも足に)触れていること、そして何よりも、私の気持ちを察してくれたことに、何とも言えない安堵感を覚えました。

腸閉塞はなかなか回復せず、一か月近く入院しましたが、やっと退院の日を迎えたとき、満面の笑顔で見送ってくれたあの薬剤師さんのことは忘れられません。
入院中、的確な服薬指導で辛い化学療法も乗り切ることが出来ました。本当に病棟薬剤師さんには感謝の気持ちで一杯です。
彼女はhttp://薬剤師求人神戸.net/というサイトで薬剤師求人を探して、西神戸医療センターに就職したみたいですよ。